2022年3月21日月曜日

道端の女神

僕は冒険者。 ある日、アストリアの近辺を歩いているとラビの群れを見つけた。
冒険者となって日の浅い僕でも何度も屠った相手だ。なんてことはない。
だがそう思って近づいたとき、あるものが目に飛び込んできた。

やや遠目でも綺麗と分かるような、女の人が倒れていた。
女の人はピクリとも動かず、ラビはどこか勝ち誇ったような様子だった。まさか、死んでいる…?







僕はラビたちにばれないように近づき、愛用の長剣でラビに切りかかった。
1匹が悲鳴を上げて絶命、消滅し、残りの1匹も驚いたまま僕の剣の錆となった。
そして僕は女性に近づき、

「大丈夫ですか…?」







声をかけてみたが、やはり応じる気配がない。
慌てて、手首を取ってみる…嫌な予感は当たり、脈は無い。本当に死んでしまっている。








無念を残した表情でこと切れた女性の姿は、まるで神話に登場する戦女神のようだった。
羽根飾りをあしらった豪奢な兜、黄金に輝く鎧、清廉な印象を受ける白い足具や長手袋―傷だらけで汚れてはいるが、装備一つ一つが駆け出しの僕ではとても手が届かないような代物だった。
だがしかし、なぜそんな立派な装備を付けた彼女はラビ如き相手に命を散らしてしまったのか…?

ふと、前に酒場で聞いた話を思い出した。ある女冒険者の失敗談―
ドラゴンすら打ち倒す程の槍の名手だったその女冒険者は、ある時弟が病気にかかってしまい薬の材料を休まず探し続けたが、無茶な行軍でフラフラになったところを、ラビ1匹相手に命を落としてしまった、と。
もしかしたら目の前でこと切れているこの女性も、何か大きな目的のために同じように無茶を続けてここまで来てしまったのかもしれない。しかしその結果がこれではあまりにも無様だ。彼女の無念は計り知れない。

それにしても…













きれいな人だ、と僕は思った。
死んでも尚豊かな金髪は輝きを失っていないし、スタイルも良い。それに清廉な印象がある白布から覗く脚は程よく引き締まっていて、露出こそ低いが妙に艶めかしい。

僕はつい魔が差して、その白布の中を覗いてしまった。







清廉な戦女神のイメージには似つかわしくない、角度の鋭い下着。
思わずどきりとし、股間が段々熱くなっていくのを感じる。

周囲を見渡したが、他の通行人はおろか、魔物の気配さえない。
これなら大丈夫だろうと、僕は彼女の死体を肩に背負った。
綺麗な髪が顔に優しく触れ、汗と香料が入り混じった香りが僕の鼻をくすぐった。

死者を弔うのは生きる者の役目だ。だがその前に僕は―

-fin-

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ここからはおまけ































段々と目を閉じていく描写が素晴らしい…という画像
しかし全滅した瞬間の場合HUD非表示にしても、メッセージ枠がどうしても映ってしまうみたいです。
没入感を削ぐので小説には採用できませんでした(元から死体発見時のプロットしか考えてませんが)。
撮影が面倒ですが仲間がいるときに撮るしかないですねー