「デュエリストとモンスターの麗しい信頼関係か…ふふふ、良かろう
私のターン、ドロー!!
…モンスターをセット、そしてカードを2枚セットしてターンエンドだ」
グールズの前に、裏側表示のカードが3枚表示された。
「ふふふ…防戦一方みたいね。 私のターン、ドロー!!」
女デュエリストは勢い良くカードを引く。そして、空いた方の手でグールズの裏側表示カードを指差した。
「ホワイト・アーマー・ガールで、裏側表示モンスターを攻撃!!」
『でりゃぁぁぁぁぁぁっ!!!』
ホワイト・アーマー・ガールは掛け、カードを叩き割るかのようにビームナギナタを振り下ろす。
だが。
「この瞬間、リバースカードオープン!! 永続罠発動!
拷問車輪!!」
「なっ!?」
「そして、今よりこのデュエルは闇のデュエルとなる!!」
グールズの場のカードが1枚めくり上がり、禍々しい飾りの付いた巨大な車輪が現出する。
更に、女デュエリスト達の周囲が黒い闇に包まれた。
「こ、これは、一体……!?」
「フフ…このカードは相手モンスター一体を選択し、そのモンスターの攻撃を封じる。
更に、私のスタンバイフェイズがやってくる度相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える!
そして…そのダメージは、闇のゲームよって現実となる!!」
グールズが喋り終わると、ホワイト・アーマー・ガールの身体が一瞬消え、光の消えたビームナギナタが地に転がる。
消えた彼女は、すぐに現れた。
―拷問車輪に繋がれた状態で。
「ホ、ホワイト・アーマー・ガール!!」
『嫌ぁ!! な、なにこれ、離してぇ!!』
ホワイト・アーマー・ガールは拷問車輪のホイール面に繋がれていた。
腕は錠により万歳の姿勢で固定され、腰や両足首も棘の生えた錠に固定され、全く動けない状態となっていた。
武器も失い、為す術の無くなったホワイト・アーマー・ガールは震えながら涙を流す。
「さて、攻め手を失ったようだが次なる一手はあるのか……?」
女デュエリストは恐る恐る手札を確認する。
そして、手札の中身を確認するとがっくりと項垂れ、小さな声で呟いた。
「……ターン、エンド……。」
『そんな!? マ、マスターぁ!! 嫌ぁ!!』
泣きわめくホワイト・アーマー・ガールを、女デュエリストは直視することができなかった。
「では私のターン、ドロー! そして、スタンバイフェイズ!!」
グールズが叫んだ瞬間、車輪が微かに動いた。
『ひ、ひぃっ!?』
「フン、さっきまでの勢いはどうしたのだ、小娘よ」
グールズに罵倒されるホワイト・アーマー・ガールだったが、それは彼女の耳に届いていなかった。
見上げた先にある、車輪を包むように並ぶ悪魔の牙のごとき無数の棘。
ホワイト・アーマー・ガールはただそれに恐怖する。歯を鳴らし、涙と鼻水を流しながら拷問の時を待つ。
よく見ると、股間を包む白いハイレグ水着に黄ばんだ色が広がっているのが見える。
そして、車輪は一瞬反時計回りをし
その反動で―一気に逆側へと回り始めた。
『いぎゃああああああアアアアァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!』
齢16のもの少女とは思えぬ声が響き渡る。
回転する度にホワイト・アーマー・ガールの肉はえぐり取られ、鮮血が辺りに飛び散る。
鋼の胸当ても役に立たず、牙が当たる度に砕け瞬く間に彼女の乳房があらわとなる。
そして、その乳房もすぐに削り取られる。
『があアッ!? ウ゛ッ!? ウ゛オ゛ェッ!!!』
全身を襲う激しい痛みと遠心力により、ホワイト・アーマー・ガールの口から血混じりの吐瀉物が零れ落ちる。
それでも、車輪の回転は止むことは無い。
凄惨すぎる光景を直視できず、下を向いたままの女デュエリスト。
だが現実逃避への罰を与えるが如く、闇のゲームは彼女へも牙を剥く。
「!! ヴッ!? うグオォッ!?」
突然、女デュエリストの胸に激痛が走る。
「ああああアアアアァァァァァァァァァッ!!!!!!」
やがて痛みは両手や両腕、指先まで伝わっていく。
あまりの苦しさに彼女は膝を付いてて倒れ、辺りをのたうち回る。
「ハッハッハッ!! どうだ、闇のゲームの苦しみの味は?」
「うぐゥッ……ウ……あ……」
女デュエリストのデュエルディスクからライフの減る音が鳴る。そして、車輪の回転が止まる。
それと同時に痛みも引いたが、彼女は身体を軽く痙攣させるばかりで立ち上がる気配を見せなかった。
「ふふ、サレンダーなぞ許さんからな……?
私は更にカードを1枚セットして、ターンエンドだ」
「ううっ……た、立たなきゃ……」
体を震わせながらも、女デュエリストはなんとか立ち上がった。
そんな彼女を、惨たらしい現実が待っていた。
「!! あ、ああ………!!」
ショッキングな光景を目の当たりにした女デュエリストは再び倒れそうになる。
ホワイト・アーマー・ガールは無残な姿となりはてていた。
露出した肩や太腿には無数の傷跡が付き、白い手袋とブーツは穴だらけになり、身体のあちこちから赤い血が滴り落ちていた。
顔も白目を剥いて口の周りが吐瀉物と血で汚れている酷い有様で、股間からはし尿がとめどなく流れていた。
突出していた豊満な胸は一番ダメージが酷く、胸当ての部分が完全に無くなっているばかりか
乳房は縦にえぐれ、そこにあったはずの薄桃色の乳頭が完全に剥がれ落ちていた。
「い、や、あ………」
小刻みに震えながら声を絞り出す女デュエリスト。だがこれは悲劇の幕開けに過ぎなかった。
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今日はここまで
次回は硫酸の落とし穴編です 多分bmgも登場します
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